マインドコントロール

マインドコントロールについて、より深く学ぶための参考書籍

まず、「マインドコントロール」といって一番有名な書籍には、スティーブン・ハッサン著の『マインドコントロールの恐怖』があげられます。この本では、著者がキリスト教系新興宗教である統一教会に入信し、幹部に登り詰めるまでの軌跡から、この団体の異常性に気づき、「脱会」にいたるまでの体験を紹介しています。また、脱会後、著者は社会心理学を学び、破壊的カルト集団からの脱出をサポートするカウンセラーとして活躍しており、本著でも「強制を伴わないカウンセリング」として、その方法を紹介しています。あなた本人が所属する団体に疑問を持ったときだけでなく、あなたの大切な人が破壊的カルト集団に取り込まれたり、取り込まれそうになっている時に、まず手に取っていただきたい書籍の1つです。

日本における「破壊的カルト集団」の研究を行ったり、私が何度か出させていただいている「集団健康度チェック」を公開している「日本脱カルト協会」の会長でもある、西田公昭氏の著書『マインドコントロールとは何か』も、破壊的カルト集団からのマインドコントロールについて学べる良書です。本書では、マインドコントロールと洗脳の違いについて詳しく解説したうえで、マインドコントロールは日常生活のいたるところに応用されており、『私は大丈夫』といった思い込みが一番危険であると警鐘を鳴らしています。「マインドコントロール」に関する書籍が興味本位や無駄に恐怖心を植えつけるだけの内容に流れがちななか、淡々と豊富な実例を元に事実を解説していく本書は、正しくマインドコントロールを理解しようと思う人にとっては必携の一冊となるでしょう。

マインドコントロールに対抗するための一冊としては、キャスリーン・テイラー著の『洗脳の世界-だまされないためにマインドコントロールを科学する』がお勧めです。宗教や破壊的カルト集団だけでなく、一般生活においてコマーシャルや通販といった宣伝効果や国際政治といったさまざまな現場において利用されている「マインドコントロール」について、科学的な目線から解説を試みています。考えてみれば、あれも、これも・・・と思い当たる節がたくさん出てきて、少々寒気がする書籍ではありますが、普段心がけるべきことなどが分かりやすく述べられていますので、護身のための一冊として一読をお勧めいたします。

他にもマインドコントロールに関する書籍は数多く出版されていますが、ご購入になる際には各種書評等を参考に、面白おかしく書かれてはいるが信憑性に乏しいものなどを選ばれないよう注意してください。

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